人生のネタ帳

私生活における発見や意見、感想等の雑記

ヤバい派遣 『恐怖のパレード』

前職を派遣契約満了で退社後、正社員を目指して転職活動するもそろそろ後がない状態のおじさんです。似たような境遇の方、負けずに正社員目指して頑張りましょう!

 

さて、私が派遣社員となったのはキャリアチェンジに際して業務経験を詰むためでしたが、その派遣現場にて貴重な体験をさせていただきました。

 

わずかにホワイト案件がある一方で、ブラック案件がてんこもり。ハズレがとんでもなくヤバいのは正社員でも派遣でも同じなのでしょうか。でも、ハズレ派遣の怖さは、ブラック企業云々とは別の次元にあります。そして、それは実際に経験した人にしかわかりません。これから私の体験した、派遣にまつわる6つの恐怖をお話しします。

 

 

ヤバい派遣

 

 

■CASE1:派遣先は鬱工場

ヤバい現場は、鬱病の最大生産工場です。今回の仕事の募集背景と前任者の退職理由をきくとなんとなく見えてきます。「やばそう・・・」と感じたら、その直感を信じて全力回避しなければなりません。

 

【担当営業】

「前任者が体調不良により退社となります。そのお仕事の引継ぎとなります。」

「引継ぎは約1ヵ月あるから安心してください

 

【現実】

・前任者はメンタル面での不調で退社 

 (精神的ダメージの蓄積で言葉が出なくなったとのこと)

・有給消化でまともな引継ぎなし

 (早くこの現場を抜けたいとのこと)

・前任者のミスはあなたの責任

・一回しか言わん、一回で覚えろ

 

私は、この現場で1年近く仕事をしてきましたが、未経験初心者さんもベテランさんもことごとく早期撤収。半年で10名ほど入れ替わりました。最終的には派遣先企業の都合により派遣社員全員が契約終了。

 

 

■CASE2:担当営業の責任も派遣にあり

ヤバい派遣先は、入った瞬間「なんか、やばい・・・」と直感的にわかるもの。勘違いだと自分に言い聞かせ就労が決まってしまった時、そして、実際にヤバイことに遭遇したときに頼れる存在が担当営業、のハズ。

 

【担当営業】

「安心してください。あなたは悪くありません。仕事がんばってください。」

 

と、安心を誘っておきながら、この担当営業さん、取引先とのミーティングに来なくなりました。そのお咎めを受けるのが派遣である私になったのです。もちろん、そのあと担当営業さんに電話をしました。「後日ちゃんと理由を説明させていただきます」といっていたものの、実際に面会した際には「ごめんなさい」で終わりでした。さすがにこれはレアケースかもしれませんけどね・・・。

 

担当営業「次があるので失礼します」

コラッ!!!!

 

 

■CASE3:その案件、炎上につき。妥協ダメ絶対。

時給が少し低い案件に妥協したところ、「ただ今絶賛炎上中」のお仕事でした。人によっては時間外労働120時間超えがあったりなかったり。

 

そもそも、「このお仕事はあなたですすめています」といった案内を受けてから1週間連絡が来ず、こちらから問い合わせてみると「先方が忙しく連絡が取れないので、まだ日程が決まりません」との回答。この時点でクサいと思うべきでした。営業さん、グリップ力なさすぎでしょ・・・。

 

先方都合で職場見学の日程や着任日まで、スムーズに進まないところは炎上案件かもしれません。

 

【担当営業】

「業務につきましては、お取引先様の責任になりますので。」

・・・まじかよ。

 

■CASE4:人員追加(派遣)で業務負担増!

 

【担当営業】

「追加の人、ハゲたおじさんでもいいですかね?」 

 

バイ案件はなぜか人がなかなか集まりません。そのため、担当営業もだんだんと人選が適当になってきます。○○社から○人、といった取り決めがありますからね。企業によっては派遣会社を大手3社に限定など、運用ルールを決めているところもあります。

 

ここで問題です。手配された人の仕事レベルは?

 

適当に選んだだけあって、仕事レベルは最低でした。しかも3人連続で。仕事が極端に遅かったり、普通であれば1日15件処理できるものを2件しかさばけなかったり、こういう人に限って時給が200円も高かったり、経歴詐称だったり。現場は修羅場と化します。「仕事したい奴が勝手にやればいい」と言い放ち、さぼりまくる地雷派遣もいたりします。

 

 

■CASE5:仕事内容詐欺

お仕事情報に記載されている仕事内容が実際の内容と異なることがあるのも「派遣あるある」です。

 

[仕事内容]       →  [実際]

財務会計       →  管理会計

会計業務       →  アドミ業務

経理、諸作業あり   →  ほぼ倉庫作業

 

【担当営業】

「将来的には記載の仕事内容もあり得るということです。」

うそくさっ!

 

 

■CASE6:その先、崖です

社名をネット検索しても何も出てこないが、私の直感は「危険!」と警報を鳴らしている。無慈悲にも、担当営業は「今すぐご判断ください!」と急かしてくる。

 

(営)

大丈夫、イカロスの翼なんかじゃない。

信じて、いつでもそばにいるから。

でもね、もう時間がないんだ。

君はいかなきゃならないよ

みんなが待つ彼の地へ。

さあ、今すぐ飛び立とう!

 

(派)

I... I can flLLLLLLLLLYYYYYY!!!!

 

【担当営業】

「久しぶりに業務に入る方で躊躇される方もいらっしゃいますが、軽く背中を押して、送り出してあげるのも我々の仕事です(ニッコリ)」

その現場、大丈夫か?